2022/7/12
元首相が銃殺されて、やはり何か不気味な引鉄が弾かれた。
リベラリストたちは亡くなったことを悼みつつ、神格化させてはいけないと躍起になっている。犯人の山上徹也の犯行動機もあきらかになってきた。
山上徹也の母親が統一教会信者で、教会に財産を注ぎ込んで、家族が無茶苦茶になってしまい、その統一教会とつながりのある安倍元首相を家族をバラバラにさせた張本人として標的にしたということらしい。
もし自分が彼の立場だとしたら、銃を作ることが出来るかわからないが、なんとしても何かしら決行したに違いない。当然、表現としてである。
そして暴力もメッセージであり言葉だと思う。圧倒的な。
わたしは日本の戦後民主主義が棄てたものは、敬う心だと思う。
どこを向いても、神も仏も畏れぬ不遜な態度をとり続けている。
先々、電車に乗り合わせた見知らぬ隣の人間に、いきなり掴みかけられて殺されても不思議ではない世の中がやってくるのではないか。
テレビのコメンテーターが耳障りのいい放言ばかりを一日中垂れ流すワイドショーを見ていれば、真面目な無辜の国民が騙されるのも無理ない。
わたしはこの国を愛したいが、現実ではもう愛せるような国ではないのかもしれない。
しかしそれでも想い続けることが出来るのは、故郷のことである。
頭の中に広がるいつまでも愛おしい故郷。
わたしは戦後民主主義で解体されたもの、もしくは解体されずに済んだものを愛し、
それをいつまでも標準にして大切にしたいと思う。なんとか自分の表現でもって手繰り寄せ、繋ぎ止めておきたい。
by koyamamasayoshi
| 2022-07-12 23:22
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