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朝7時10分、高速バス和倉温泉駅着。7時19分発のと鉄道穴水行き乗車、8時穴水駅着。雪が降っている。

朝食をとるため喫茶店、コンビニを探し駅前を歩くが見つからない。8時半、Mさんと合流し珠洲市内へ向かう。事務局で実行委員のNさんに会い、3人で作品展示場所の候補地へ向かう。三ヶ所の浜。みなと小学校前の浜、珠洲神社前の舟小屋のある浜、馬牒の浜。小学校前の浜は奥行のある浜でテトラポッドが無く波は穏やかな方だ。漂着物は無い。舟小屋のある浜はテトラポッドに囲まれた小さな浜で、波が舟小屋あたりまで迫ってくる。馬牒の浜は外浦で日本海らしい荒海で、漂着物には事欠かない程流れ着いている。海に注ぎ込む川には漂着物が山ほどある。ロケーションは申し分ないが、作品が波にさらわれる可能性が大きい。
塩田資料館へ寄り、垂水の滝側の食堂で昼食をとる。食後、もう一度、3つの浜を見てまわる。小学校前の浜が良さそうだ。
Nさんに紹介してもらった地元の製材屋に伺った。製材屋倉庫の窓から荒れた日本海が見える。話の流れで、船大工のMさんにご足労願って、作品の船の構造、制作方法等教えてもらったが、かなり実現不可能だという厳しい見解を示された。しかしアドバイスなど出来ることはすると心強い言葉を頂いた。
飯田方面へ向かい、制作場所になりうるガソリンスタンドの倉庫を視察する。次にウレタン塗装の作業の件で看板屋へ行くが、求めているものは出来ないかもしれない。

現状、滞在場所、制作場所が確保出来ていない以上、直ぐに滞在制作は無理だ。その上、車の提供はなく予算内で調達するしかなさそうである。

まつだ旅館に泊まる。風呂前に旅館裏手の海を見に行く。鳶が数羽堤防の上で羽根を休めている。カモメが波打ち際で群れになって佇んでいる。
風が強く波が高い。はたして制作が上手いこと進むのだろうか…。不安が募る。
夕食を食べ終え20時に就寝。疲れきっていた。熟睡と熟睡の間で不安が波のように押し寄せて来てふと目覚める。
by koyamamasayoshi | 2017-02-24 01:02 | 日記


小山真徳 展覧会情報


by Koyama Shintoku

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