清澄白河、駒込、谷中、根津 2016/10/19

中央線に乗り神田、山手線乗り換え御徒町で降り、大江戸線乗車、清澄白河で降りる。
地下鉄から地上に出ると清澄寮の建物が見える。そこから東へ数分歩き、友人の展覧会を観に行った。行きしな気になる喫茶店があった。そこの窓に「豊真将改メ立田川」のサイン色紙が飾ってあるのが目につき、帰りに寄った。
入口のドアに鍵がかかっていてガラス越しに店内を覗くと薄着でくつろいでいた淡路恵子のような女将さんがカーディガンを羽織って開けてくれた。店内には文化放送がかかっていた。店のどこかを修理しているらしく店を閉めてたようだ。
豊真将がよく来ていたようで、女将さんはしきりに優しいひとですよと教えてくれた。アイスティーを一杯頼んで店を出た。
インターナショナルスクールが近所にあるらしく地下鉄へ戻る道、ランドセルを背負った赤い髪の女の子が前を駆けて行く。前方の柱の陰に潜んでは、俺のうしろを歩くお友だちを覗き、また駆けて行く。
大江戸線乗車、春日駅で南北線に乗り換え、駒込に降りる。
角に眼鏡屋がある道の先のギャラリースペースで友人が作品を展示している。写真の感光紙に直接着色しているため会期中、微妙に画面が変化するらしい。
ついでに、歩いて数分のところの駒込倉庫という場所を友人に教えてもらい、観に行った。JR駒込駅のガードを潜り抜け、パチンコ屋や総菜屋の並ぶ商店街から路地に入った住宅街の中に異物感として駒込倉庫はあった。倉庫の2階に展示していた作品は、街の微振動を天井に張り巡らせた鉄格子に伝わらせワインワイン展示空間に心地よく反響音を奏でている。とても落ち着く音だ。地下トンネルや下水道、天井裏など隔離された空間から地上の雑踏、社会、世の中のスピード感を傍観しているような心地よさを感じた。
駒込駅に戻り山手線に乗り日暮里で降りる。ゆうやけだんだんを降り総菜屋で唐揚げを買って食べ歩きながら上野方面に歩く。谷中の商店街を抜けた先にストッキング屋?があり、そこの照明看板がいやらしくて良かった。紫と緑のグラデーションの照明だった気がする。
ギャラリースペースマルヒと、アンティークショップEXPOにて自分も作品を出している「藝大×EXPO展」を観に立寄る。学生の作品も並んでいる中、工芸、彫刻科の作品はカタマリとして強いなあと改めて思った。学部の4年間、俺は何をしてたんだろうと、考えても仕方ないことを思った。

帰り道、本屋に寄る。
雑誌の4辺をハンカチで何度も何度も拭きながらブツブツ何か言っているお爺さんがいた。側に寄って聴くと百、千、万、十万、百万……、と数字を数えていた。
by koyamamasayoshi | 2016-11-07 22:50 | 日記


小山真徳 展覧会情報


by Koyama Shintoku

カテゴリ

全体
展覧会
日記

最新の記事

2022/10/19
at 2023-04-15 17:18
背中
at 2022-12-14 21:22
2022/8/1
at 2022-08-01 23:36
2022/7/31
at 2022-07-31 23:35
2022/7/30
at 2022-07-30 23:34

以前の記事

2023年 04月
2022年 12月
2022年 08月
2022年 07月
2022年 06月
2022年 05月
2022年 04月
2021年 09月
2021年 08月
2021年 07月
2021年 06月
2020年 07月
2020年 04月
2020年 03月
2020年 02月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 07月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2015年 11月
2015年 09月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2014年 12月
2014年 10月
2011年 08月

その他のジャンル

画像一覧