5月5日

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2015年5月5日 
昼、ファミレスのテーブルに置いてあった新聞で首相官邸へドローンを飛来侵入させた事件の記事を読んだ。気になったのは、容疑者が周囲に反原発のことを以前から語っていないし、反原発グループにも参加していなかったことで、かりそめの「反原発」、社会に一矢報いる口実の「反原発」と捜査関係者談と書かれていたこと。
誰かに話さないと、グループにならないと「反原発」にならないのか?
ひとりで思っても「反原発」は「反原発」だろう。大きい小さい関係なく。

法政大学から相原まで歩く。
法政トンネルという、超でかいボールで小高い山の足下を変化球でぶち抜いた跡、みたいな捻りの入ったトンネルを抜けて町田街道へ向かった。
町田街道沿いの団地の一棟を目撃した妻は、「夢でみた光景だ」とゾっとしている。初めて来た場所だという。
「記憶にある光景と光景を繋ぎ合わせた夢の光景が、たまたま今見てる団地に似てるんじゃないの」と冷めたものいいを入れても「夢で見た光景」を言い続ける。
いいやと思って下を見ると光るものが落ちていた。拾い上げるとアルミの石だった。そういう石があるのかどうか詳しくないので知らない、軽くて鉛色に光って石のような形状をしているからアルミの石だと思った。アルミホイルを握って丸めたものではない。自慢して見せると「松本清張みたいだ」と言った。
町田街道を相原方面へ進み、団地側の道に入ると境川というきれいな小川が流れる牧歌的な風景になった。川端の小道がアスファルトではなく肌色の砂で整備されているので足の裏に心地いい。ここはいい。
何人かの子供が小川に入りメダカでも取っているらしかった。車で来て小川の水をペットボトルに汲んでいる人も居た。水の流れる方に沿って歩いた。
野いちご、ないかなと思いながら歩いた。小さい頃田舎の通学路の行き帰りによく食べた。妻は食べた事がないというので、あの感動を味あわせてあげたいと思うがなかなかない。東京にもあるんだろうか。
川縁に小学校低学年くらいの少年が釣り竿を膝において座り、両手の指先に顔を近づけて動かないでいる。歩きながら顔を覗くと「あぁ~もぉぉ」と独り言をいいながら絡まった糸をほぐしていた。

蛇がうねるように川筋が左右に振れ、だんだんと川面との距離が離れて川端の遊歩道は、行き止まりになった。それでも川に近い道を探しながら住宅街を歩き、住宅と住宅の間の空間にみえる川幅を意識した。球体のオブジェが乗った欄干の橋を渡って「川沿いを歩く」をやめた。
by koyamamasayoshi | 2015-05-06 00:58 | 日記


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