4月28日

新宿に出て「ヴァラドン、ユトリロ展」を観に行く。建物の佇まい、壁のしみや汚れを執拗に捉えようと描いているユトリロの中期の作品が好きだった。その時期を「白の時代」と言うらしい。風景を見る「眼差し」があり、その風景に対する愛情を感じた。しかし後年の作品は正直良くないと思えた。画面に描かれている人物は人形のように「趣味的」に描かれおり、「売り絵」もしくは「おみやげ屋の絵」という印象だった。もちろんおみやげ屋に掛かっている絵もモノによっては好きだが、これは違うと思ったのは「眼差し」を感じられなかったからだ。
母親のヴァラドンの作風は強い輪郭線と、陰影部、反射光があたる部分に青みの色彩を用いるゴーギャンに影響を受けたような作風。
野村芳太郎監督の「張り込み」を観た。ラストの佐賀から東京までの長距離列車が停まる駅名をアナウンスする駅構内ホームのシーンはゾクゾクと震えた。そして「終」の文字でこの映画が終わったあとの、それぞれの人物の人生が想像出来るようだった。それにしてもラスト、若い刑事は犯人に対してなぜ「若いんだからまだやり直せる」などと軽口を吐いたのか。いくつか腑に落ちない場面があった。
「深夜の馬鹿力」、とても好きな放送だった。伊集院さんの独特な旅の話は面白く最後まで聴き入った。
最近ラジオで聴いた曲
萩本欽一「何処かにお前が」 長万部キャッツ「川原の石川五右衛門」
by koyamamasayoshi
| 2015-05-04 01:58
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